音楽教室を選ぶ際のポイントとは

音楽を趣味として、例えば楽器演奏技術を習得してアンサンブルを楽しみたいと考える人は、たとえそれが古典音楽の合奏であってもロック・バンドであっても、音楽教室に入って学んでみるというのはとても良い発想です。音楽とは文字通り「音を楽しむ」ものですが、同時に学んで覚えるものでもあります。そして学ぶものでもある以上は、単に楽しいだけではなく、勉強する側面や修練を積む側面があります。
楽器を演奏したいという人に必要なのは、まず才能であることは言うまでもありません。しかし才能を才能として開花させるには、最低限の学び、音楽的教養を積むことは必要です。自分自身が楽しむだけで満足するのならともかく、音を通じて人とコミュニケーションを構築するには、例えば楽譜の読み書きや楽理の知識も必要になってくるでしょう。
それではその学びの家庭で音楽教室を選ぶ時には、どのような点に注意すべきでしょうか。

音楽を終生の趣味とし友とするためには

一般的に子どもの時にピアノを習った人は、学校での音楽の授業もすんなりとはいることができます。しかしそうした経験もなく、また音楽に関する志向が全く無い家庭で生まれ育った人には、音楽の授業は意外に退屈です。音を楽しむという以前に、譜面という取っ付きにくいものに向かい合わせられ、クラシックの有名作曲家の音楽はどれも同じに聴こえます。やがて中学高校と進んで音楽に興味を持ったとしても、その段階で楽器に取り組んでも基礎というものがありません。
そうした人がそれでも楽器を弾けるようになりたいと願うのであれば、例えば町のピアノ教室でソルフェージュを学ぶという道があります。リズムや音階などの初歩的知識を譜面と共に覚えて、楽理の基礎を学んでいけば、ギターであれベースであれ、管楽器であれ、演奏を学ぶのに必ずメリットがあります。やはりある段階までは音楽とは学ぶべき対象なのです。

どのようにして音楽教室を探すか

まず手っ取り早いのは、電話帳やインターネットで探すことです。通学できる範囲の教室を幾つか見つけたら、連絡を取ってみます。そして、楽理の知識のない初心者が目的とする楽器の演奏を習得するために音楽の基礎を学びたい、という要望に応えてもらえるかどうかを問い合わせます。もしそれがピアノ教室だったとしても、そしてお目当ての楽器が鍵盤楽器ではなかったとしても、こうした需要に応える教室は幾つも見つかるはずです。
そして楽器演奏を習得したいがために音楽の基礎を学びたいという動機は、単に親から勧められてピアノを何となく練習する人とは違う真摯さ・積極性・自立性というものがあります。教師はこうした生徒を大切にするものです。たとえレベルが違っても、音楽を志す同志たりえるからです。
自己流で学んだ技術や知識は、音楽では意外に通用しないものです。そして大幅な回り道を強いられ、面白さを再発見するまでに挫折してしまう可能性は否めません。基礎段階だからこそ、そのレベルに応じた楽理を学ぶ必要性を検討すべきです。